今、道草中なんで・・・

常時道草中なみちるの道草日記

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新春歌舞伎

歌舞伎座で新春歌舞伎を観て来ました。

以前コクーン歌舞伎は観たことがありますが、歌舞伎座での本格的な歌舞伎鑑賞は
これが初めて。
ちょっとした伝手で一等席を安く入手出来たので、とても楽しみにしていました。

幸四郎、染五郎親子に勘三郎、吉右衛門、玉三郎といった豪華な顔触れ。
玉三郎の美しさには溜息が出ました。
歌舞伎の内容や約束事には疎いのですが、充分楽しめました。

歌舞伎の楽しみは、舞台はもちろんですが幕間にお弁当を食べたり買い食い
したり出来ることですね。

今回はお目当てのお弁当の他に、歌舞伎座名物の焼ききんつばやアイス最中を食べ
お土産に和風のブックカバーと人形焼きを買ってきました。
歌舞伎座に入ってから出るまで4時間半ありますから、ちょっとしたアミューズメント
パークといったところでしょうか。

それにしても観客は年配の方々が多く、華やかな和服の方もたくさん。
もちろん満席で当日売りの一幕見席も行列ができてました。

世間は百年に一度の大恐慌ですが、ここばかりは不況知らずのようです。
なんとなくプチセレブ気分でした。笑
私も和服で着飾って歌舞伎座の常連になるような粋な大人になりたいですが・・・
たまに行くから非日常を味わえていいのかもしれませんね。







市電うどん

横浜フリンジフェスティバルでの野外テントダンス公演、市電うどん〜特盛版〜
観に行ってきた。

「ハマのメリーさん」として横浜に立ち続けた伝説の娼婦メリーさんへの
オマージュ。
総勢80名にも及ぶダンス、そして野外テントという立地条件を存分に
活かした演出。
舞台の後ろの幕を開けると、万国旗が張り巡らされた叢。
遠くにみなとみらいの観覧車が浮かぶ横浜の夜景。
過去と現代が交錯する不思議な風景の中を、銀河鉄道のように
死者を乗せた市電が出発する。

ここでしか出来ないであろう演出と、何より演者達の情熱とパワーが
直に伝わってきて素晴らしい舞台だった。

そして音楽は生演奏!
キーボード、サックス、バンジョー、パーカッション、チェロ。
特にチェロは前衛チェリストの坂本弘道さんで、もちろん普通(?)に弾いてもいたが
チェロを横抱きにしてギターのようにつま弾いたり、エンドピンにグラインダーを
当てて盛大に火花を出したり、そうかと思うとノコギリを美しい音色で弾いたりと
私にはこちらもとても楽しめた。

市電が走っていた頃の横浜を知っている人ならば、さぞ感慨深い舞台だろうなと
知らない私には羨ましく思った。







ゆらゆら

芸術の秋だから、というわけではないのですが最近続けて観たお芝居2本。

演劇集団THE・ガジラの公演で市原悦子さん主演の『ゆらゆら』
劇場は両国のベニサン・ピット。

市原悦子さんはさすがの存在感です。
とてもきちんとした身なりなのに身勝手で利己的な言動の数々は
まさしく「邪悪」の権化だなと思わせる母親役です。

そしてこのTHE・ガジラはよく舞台で吐いたりといったエグい演出が
得意(?)なのですが、このお芝居でもみんな赤黒い液体を吐きまくったり、
生きてる鯛をそのままさばいたり(ピチピチ跳ねてる・・)してました・・・。

このベニサン・ピット、もうじき取り壊しになるそうですね。残念です。


ゆすり

チラシの画像の大きさが上とずいぶん違いますが、たまたまです。笑

もう1本は平田満さん、井上加奈子さん夫妻の企画するアル☆カンパニーの
公演『ゆすり』
新宿のスペース雑遊という100席ほどの小劇場での三人芝居でした。

内容をあまり知らずにチラシを見て(東海林さだおですよね)なんとなく
楽しそうなお芝居だと思い込んでいましたが、濃いテーマの重い内容でした。。
それでもベテランの役者さん達の狭い一部屋の中での演技は、とても見応えが
ありました。
人の良さそうな平田満さんの顔がだんだん下卑た「ゆすり」の顔に変わったり、
井上加奈子さんは顔半分が本当に不自由なのかと思わせたり。
「思い込めばそれが真実になる」というセリフが印象的でした。


たまたま続けて観たお芝居2本とも暗く重い舞台だったのですが、
ガジラのほうは演出の方針なのかいつもカーテンコールがなく、観客は
幕が下りたあと大抵どよーんと沈んだ気分のまま帰ることになるのですが、、、
「ゆすり」のほうはカーテンコールがあり、平田満さんの素の声などが
聞けてほっとしました。

次は楽しいお芝居も観に行きたいなぁ、と思っております。。。







いただき物のチケットで、六本木のインボイス劇場の『BLUE MAN』観てきました。

BLUE MAN


いやあ面白かった、ですー。

前の方の席はビニールのポンチョ着用です。いろいろ飛んでくるようです。
私は真ん中らへんでしたのでポンチョ席ではなかったのですが、マシュマロ飛んできました。

あとは、説明するのが難しいのとめんどくさい・・・じゃなくって、
私が説明すると面白さが半減してしまいそうなので、興味のある方はぜひ観に行ってみて
ください☆
11月までやってるみたいです。

あ、遅刻して行くと制裁を加えられるかもしれませんのでご注意を・・・。







渋谷のオーチャードホールにてアントニオ・ガデス舞踊団の公演を観る。

贅沢にも3月10日と14日の二公演に行って来た。
10日は「カルメン」14日は「血の婚礼」「フラメンコ組曲」である。

といっても私はフラメンコに関する知識が殆どないので、当然ながら
アントニオ・ガデス舞踊団を観るのも聞くのもこれが初めて。
友人が何年か前に観たそうで、とても良かったので、と今回誘って
くれたのだ。

友人の推薦どおり素晴らしいステージ。
タップダンスのような芸術的な足さばきに見とれる。
踊りはもちろん衣装にも歌にも圧倒された。
私の一番のお気に入りは生のフラメンコギター。
すごく素敵で、とても感動した。
カーテンコールもたくさんやってくれて大満足。

それにしても舞踊団の皆さん、揃ってスタイル抜群。
思わずフラメンコ習おうかしらと考える。。。

ところで帰りにセンター街を通ったら、よしもと劇場(?)みたいなの
出来てたけど、お笑いブームに乗って渋谷進出?知らなかった・・・。
周りがガラス張りで外からステージが丸見えだったのは、通る人を吸い寄せる
作戦か。

オーチャードホールで世界のフラメンコ舞踊団を観た後、よしもとでお笑いが
観られる。
何でもありだな・・・・渋谷。以前よりは好きな街になったけど。






透明人間

ジブリ美術館横にある井の頭公園内の原っぱで、唐十郎率いる
唐組のテント芝居「透明人間」があるので行かないかと友人に
誘われた。

テント芝居なんて初めてなので快諾。

公演は8日の夜7時からだが、整理券を午後1時から配るとのこと。
友人は仕事なので、散歩がてら私が貰いに行く。
私を誘ったのはそれが目的だったか。。まぁよし。

ジブリ美術館まで家からてくてく歩いて25分ほど。
井の頭公園は連休のためか人がいっぱい。
紅テント前の受付で無事整理券をゲットする。42番と43番。
何人くらい入れるのかよく知らないので、良い番号かはわからず。

ともかく夕方、友人と合流して再び公園へ向かうと、すでに
たくさんの人が集まっていた。
係の人がてきぱき整列させ、開場。
靴をビニール袋に入れ、テントの中に敷き詰められたゴザに座る。
体育座りでぎちぎちに詰め込まれたのは、ざっと200人くらいだろうか。
舞台はすぐそこで、迫力のあるお芝居。
観客も慣れているようで、拍手や笑いのタイミングがうまい。

唐十郎に関しては、大鶴義丹のお父さんでしょくらいの、
演劇ファンからしたら罰当たりな覚え方しかしていなかった私。

唐ワールドは、時代がかった大仰なセリフ回しが独特だった。
それにみんなかなりな長セリフ。
よくもまあ、こんなに覚えられるものだと素直に感動する。
女教師役のため女装の唐十郎が登場すると大爆笑&大拍手。

肝心のストーリーはというと、あまりよくわからなかったのだが・・・
まあそういうものらしい。。。

一般客はゴザに座っていたが、一番後ろの招待席は椅子で、
業界の人達が多く見られた。
招待席最前列の真ん中に秋吉久美子。
端に石橋蓮司夫妻(奥さんの名前は失念)。
嵐山光三郎、あと名前の浮かばない女優さん・・・。
秋吉久美子は今いくつなのか知らないが、すごく綺麗だった。

芸術の秋を堪能・・・といいながらミーハー丸出しでどうかと思うが
ともかくとても楽しかった。
まだまだ自分の知らない世界がたくさんあると実感した連休中日。



骨唄

いただいたチケットで家の近所にある吉祥寺シアターでのお芝居、
骨唄を観に出かけた。

高橋長英さん、新妻聖子さん、冨樫真さんの三人芝居。

父親と娘二人。
捨てたはずの故郷の父親の元へ突然帰って来た妹と、妹を追ってきた姉。
妹は子供の頃、風車が刺さるという事故で左耳が聞こえない。
そしてそのときに受けた傷の後遺症で、次第におかしくなっていく。

キーワードである、舞台に添えられたたくさんの風車が幻想的な雰囲気を
醸し出す。
そしてとても美しく哀しいラスト。

吉祥寺シアターは座席数200ほどの小劇場である。
舞台はすぐ目の前。
間近で観るプロの役者さんの迫真の演技に圧倒され、お芝居の世界に
惹き込まれる。
終わって劇場を出た後まで、ぼーっとしてしまった。
素敵な真夏の夜の夢。



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