暑い夏は美術館でひんやりまったり過ごそうと、
友達を誘って上野へ出かけた。
が、しかし・・・大暑という割にかなり涼しい日。
まあ歩きやすくて良かろうと国立西洋美術館へ。
今、ドレスデン国立美術館展をやっていて、行きたいと思って
いたのだった。
目玉はフェルメールとレンブラント。
マイセンの磁器やオスマン帝国の武器などもあった。
と言っても私はさほど作品の知識があるわけではなく、
ただ絵を観るのと美術館の厳かな空気が好きなので、
絵の横に掛けられた説明書きを読みながらゆっくり歩いて
回る。
全部観て回ったら結構時間がかかったがとても満足。
美術館を出た後、上野公園で大道芸を見たり、不忍池で
たまたまやっていた骨董市を見たりしてぶらぶら歩く。
久々に来た上野の感想。
年齢層高いなあ・・・・。高いだけでなく、独特な雰囲気。
なんでだろう、と考えた結果、どうもひとり歩きのおじさん率が
異様に高いのだ、と思い当たる。
新橋もおじさん率は高いが、会社帰りのサラリーマンの
集団が圧倒的。
それに比べて上野は、私服でひとりぶらつく、それもかなりの
年配者が多い。
公園や美術館もあるし、アメ横には安いゴルフ用品の店なんかも
多いせいかな、と勝手に結論。
まあ、公園に住み込んじゃってる人も多いが・・・・。
でもそんな上野を歩くのはとても楽しかった。
そしてドトールでお茶を飲んでいる時大きな地震があり、
電車が全てストップ。
かなり長いこと動かなかったので、待ってるよりもと
ごはんを食べ、またうろつき、お酒を飲み・・・・。
可笑しかったのが、上野松坂屋に入ったら、催事場で
「日本画・洋画・彫刻特選展」で展示即売会をやっていたので
軽い気持ちで冷やかしに行ってびっくりしたこと。
ユトリロ、ローランサン、ルノワールといった超名画までもが
手の届くところに無造作に掛けてある。
ちなみにルノワールについていたお値段は約1億6千万円!
・・・・デパートで1億6千万のルノワール買う人って、、いるの?
しかも紳士靴5千円、とかの売り場の隣に・・・・。
鑑賞よりも販売が目的のためか、新人から人気作家までいろんな
絵が壁中にびっしり掛けられていて圧巻だった。
ある意味チケット買って行った国立西洋美術館より豪華。。。
得したような・・・損したような・・・???
まあ楽しかったからいいか。