今の職場は総武線のH中野にある。
といってもかなりO久保よりのほうなので、外国人の方々も多く
道を歩いているだけでいろんな国(主にアジア圏)の言葉を耳にする、
なかなかディープな環境だ。
そんな場所柄のせいかどうか定かではないが、喫煙人口が異様に多い。
まず会社。人数は大して多くないのにその八割は喫煙者。
そのうえ私のいる部署では、私以外の女性が全員喫煙者である。
私の前任女性も吸っていた。
こんな状況でかろうじて社内が禁煙を保たれているのは、健康を害した社長が
禁煙したためであるようだ。
そして会社の近辺にあるカフェ、いや喫茶店といったほうがいかにもふさわしいが
当然のごとく分煙などされていない。
そして客のほとんどは不思議と喫煙者なのだ。
ドアを開けた途端もうもうと紫煙が立ち込め、そのままそっとドアを閉めたことも
しばしば。
路上喫煙上等。数年前に施行されたはずの健康増進法など、ここではまるで存在
しないかのようである。
別に喫煙者の方々にモノ申したいというわけではないが、一億総健康指向の中、
禁煙化分煙化が進み非喫煙者の私には他人の煙草の煙などあまり見かけなく
なった昨今、このH中野の現状はある種のカルチャーショックであった。
良く言えば懐かしい昭和な雰囲気を醸し出している。
悪く言えばかなり場末感漂うレトロな風情である。
とまあ、さんざんな書きようだが愛すべき街であることは否めないH中野。
愛煙家の皆様、ここでなら周囲を気にせず思い切り吸えますよ。
どぞ、おいでませ〜。